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上田市立第一中学校で体験型学習講座を実施!製材ゲームで楽しく学ぶ

2023-12-14
先日、上田市立第一中学校にて開催された
地域の方に学ぶ、地域とつながる学習」の講座に、弊社も講師として参加しました。

当日は上田市立第一中学校にさまざまな業種の企業が集まり、
それぞれの教室で講座を開催しました。

弊社は木を学ぶことを趣旨とし、学習内容をゲーム形式にした『セーザイゲーム』を
およそ20名弱の生徒さんたちに体験してもらいました。


セーザイゲームとは、実際に製材業で丸太を競り落として製材をする事業を模して、
ゲームにしたもので老若男女が誰でも参加できます。

ゲームを通じて、木に興味関心を持ってもらい、木を知り使うことの大切さや、
森を守るためには適切な伐採が重要なこと、
一人一人の小さな行動がこの先の未来に必要なことを知ってもらうことを目的としています。


【セーザイゲーム ルール】
セーザイゲームは数名のチームに分かれて「製材」をするゲームです。
各チームが製材会社となり、ゲームファシリテーターが掲げる「木の写真」から木を競り落とし、
競り落とした木の断面から出来るだけ多くの材木を「製材」し、
換金して利益を競い合うシミュレーションゲームです。


製材 講義
当日、生徒たちにはいくつかのチームに分かれてもらい、
弊社スタッフの紹介と挨拶、
そして講義の狙いやセーザイゲームの説明をしたのち、
いよいよゲームがスタートしました。


スクリーンに丸太が表示され、競売が開始されます。

各チームの競売担当の生徒が、
状況を確認しつつ札を挙げて丸太を競り落とします。

競り落としたあとに、丸太のランクが伝えられます。
ランクが高いほど売却時の利益が増えるので、
生徒たちはその瞬間も一喜一憂です。
そのあと「木取り」の作業が始まります。
丸太型の台紙の上に、
木取り用のピースを並べて上手に木取りをしていきます。

生徒たちにとっては、競売も木取りも初めての体験。
即席だったはずのチームに集まった生徒たちが、
積極的に意見交換をしあって、一生懸命に取り組む姿が印象的でした。


木取りのあとは、換金所で換金します。
この売上を次の競売での資金とし、さらに利益を生み出します。

ゲームが終盤を迎えると、
生徒たちも丸太の画像を見て
「あれは節が少なそうだから、ランクが高そう!」
「あの木は買わない方が利益になる」
など、木に対する理解度が上がり、チームの利益を分析するようになっていました。
ものすごい成長スピードですね!
ゲームが終了して、弊社の社長から順位発表がされました。

多くの利益を上げて、優秀な成績を収めたチームには、
弊社からヒバのウッドチップをプレゼント!

1位、2位から漏れてしまったチームにも、
わし摑みしたウッドチップ紙袋に入れて、参加賞としてプレゼント。
思いのほか、わし摑み体験が盛り上がりました!
皆、匂いを嗅いだりと興味津々です。
最後に、社長から改めて、木についてや森を守ることについての講義がされ、
生徒たちはゲーム開始前より、ずっと真剣になってお話を聞いてくれました。

その後、生徒たちから本講義の感想の声をいただきました。
「ゲームとして取り組むことで、楽しく木について学ぶことができた」
「製材や木に関わる仕事に興味が湧いた。材木屋になりたい」
このような声が寄せられ、大変嬉しく思います!


後ろから見ていた担当教諭の先生も
「普段はおとなしい子も、このゲームをきっかけにたくさんの意見を言っている」
と嬉しそうに話してくれました。

淡々と講義をするよりもゲームとして体験することで、
より一層、木に対して興味関心を持ってもらえました。

楽しんでもらえたことはもちろん、
今回の講義を通じて、チームのなかで自主制を育み、
さらに木に興味を持ってもらえたことを何より嬉しく思います。

弊社にとっても貴重な時間となりました。
上田市立第一中学校には感謝申し上げます。


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