スタッフブログ
DAI3 BLOG
《blog》木育とは?親子で始める木のある暮らし。長野県内の木育施設もご紹介!
か・・・環境を守る
木が好きだから木を暮らしの中に取り入れるというだけでなく、その木材が森林や環境を大切にしながら伐られているのかといったところまで考え、木を使うことと環境を守ることがつながっていることを理解する必要があります。
き・・・木の文化を伝える
日本は木造建築物が昔から多く、 世界屈指の木の加工技術を伝えてきた国でもあります。
子どもの頃から木に触れ、モノをつくることを通して、 技術や文化を伝えていくことができます。
く・・・暮らしに木を取り入れる
かつて日本の暮らしの中には木があふれていましたが、現在は木の製品が減ってきています。日本の暮らしの中で木の自給自足をしていくことが求められています。
け・・・経済を活性化させる
自分たちの住んでいる国の木を使うことで、森林・林業・林産業を元気にさせ、 山村・里山を中心とした地域経済を活性化させます。
こ・・・子どもの心を豊かにする
木のおもちゃは子どもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促す効果が期待できます。子どもが育つ環境に木を取り入れていくことで、 木の良さ・魅力を知ってもらう大きなきっかけになります。
森の中を歩いたり、木の匂いを嗅ぐことでリラックスできたという経験はありませんか?木にはリラックス効果や五感を刺激する力があります。木には子どもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促すことと、親にとっても癒し効果があります。また好奇心が持続し、集中力が高まることも期待できます。その他にも免疫力が高まる、リラックス効果によってポジティブな気分になれるなどの良い効果も期待できます。
自然とのかかわりを通して、命の大切さを学ぶ
私達は普段自然の力を借りて生活しています。木のおもちゃに触れたり自然と暮らす中で、命の大切さを感じ、やさしさや思いやりを育むことが出来ます。またワークショップで椅子やお箸などをつくることで、その過程を知り、ものを大切にするようになります。
木の文化を伝える
日本は寺社仏閣をはじめとして、古くから「木」と深くかかわってきた歴史や技術があります。子どもの頃から木に触れ、木で何かをつくることを通して、木と向き合うための手の技術、木の文化を伝えていくことができます。
長野県内には、いくつか木育を楽しむ施設があります。家族みんなで楽しめる木育施設や木育の遊び場をご紹介いたします。
ミマキウッドラボは木育をテーマとした「木の体験複合施設」です。
楽しみ、学び、木から育むことをコンセプトとしたものづくりクリエーターの集いの場です。気軽にDIYや木工ができる「ものづくり工房」、木のぬくもりを感じることができる「コワーキングスペース」、木に触れ木の香りを感じながら遊べる「木のあそび場」といったスペースがあり大人から子供まで楽しめる施設です。
https://www.mimaki-wood-lab.com/
andLIFE(長野市神明8-2)
andLIFE施設内の一画にある木だけで作られた広場「木育ひろばぬくもく」。
0歳から木と触れ合える子供の木育施設です。“子供の居場所”木質空間整備事業の一環で信州の木材を使用して作られています。
他にもandLIFEにはちょっとひと休みできる「居心地の良いカフェ」や、家族みんなの悩み事を相談できる「暮らしの窓口」、ママ会やサークルに使える「広々スペース」などの施設があります。
https://www.andlife-nagano.com/
木曽おもちゃ美術館(長野県木曽郡木曽町新開6959)2022秋オープン予定
木曽ヒノキをはじめ木曽五木と呼ばれる木々が古来より重宝され木曽は木々の名産地です。
そんな木曽にオープンする木曽おもちゃ美術館は、築90年以上の旧黒川小学校木造校舎を活用した施設です。木工体験や木曽のふるさと体験ができるほかに、実際に展示されている木のおもちゃを手にとって遊ぶことができるので、来館者が楽しみながら木の魅力や温もりを体感できる体験型の「木育」おもちゃ美術館です。
・カラマツフェス ※2021年初開催(2022年開催未定)
2021年10月24日(日)に佐久市の駒場公園多目的広場で初開催した、カラマツフェス~NO KARAMATSU NO LIFE~。親子一緒に体験することのできる木工ワークショップや、カラマツ空間を体験できるミニハウス展示場、木々の中で自然について楽しく学べるクイズラリーなど、佐久の名産であるカラマツを身近に感じていただけるようなイベントです。
・全国児童・生徒木工工作コンクール
主催の日本木材青壮年団体連合会は『子ども達の創造力を伸ばし、木をもっと身近なものにしてもらいたい』という思いから、毎年全国児童・生徒木工工作コンクールを開催しています。
コンクールのテーマは毎年異なり、その年に応じたテーマが公式サイトにて発表されます。2022年現在のテーマは『ともに つくろう』です。ご家族同士で話し合いながら木材で作品を作り、コンクールに応募してみてはいかがでしょうか?
https://www.mokuseiren.jp/mokkou/
・国営アルプスあずみの公園イベント
国営アルプスあずみの公園で定期的に開催されている「森の体験舎」。
まつぼっくり、どんぐり、落ち葉、小枝、公園内の間伐材などの園内に落ちている自然素材を使ってクラフト体験ができる創作クラフト工房。
他にも食工房では地元の食材を使った季節の料理を自分たちでつくって味わえたり、大屋根広場では火を使った体験などをすることができます。
ここまで、木育についてご紹介いたしました。
小さいころに育まれた感性や価値観は大人になっても生き続けるものです。自然や木と触れ合うことで環境を守るという一面だけでなく、子供たちの感受性や自己肯定力を高めることは、より多様化する社会でとても大切な事だと思います。
また精神を病んでしまう大人も多い昨今、自然と触れ合うことが重要になってくると考えています。まずは身近なところから、親子で「木育」を始めてみるのはいかがでしょうか。
眞田神社・夏越(なごし)の大祓式(おおばらいしき)が行われました。
《工事部スタッフブログ》6月 木工事の進捗状況
《総務部スタッフブログ》外国人技能実習生の受け入れ開始!
新しい仲間が2名加わります。
新型コロナウイルスの流行により
来日がニ年弱延期となっていましたが、
ようやく入国できる事になりました。
初めての実習生受け入れ。
不安や心配事はつきません、、、
でも、きっと実習生のお二人の方が
何倍も不安を感じていると思います。
夢と希望をもって仲間入りしてくれる二人。
そんな彼らの期待にしっかり応えられるよう頑張ります!
【お家でDIY】テーブル作りにおすすめの木材まとめ
- 集成材
- 集成材とは複数の木材を貼り合わせて圧着している木材で、建材や家具によく使用されています。扱いやすいため、DIY初心者の方にはこちらがおすすめです。
- 【メリット】
- 反りや曲がりがない。
- 価格が安価。
- ホームセンターで手に入る。
- 【デメリット】
- 接着剤を使っているので水に弱い。接着剤が取れてしまう。
- 常に水に触れているところでは使えない。
- 木目に統一性がない。
- 高級感がある場所に使いたいとか、こだわりのある場所に使いたいという人にはおすすめしない。
- 集成材は木版を張り合わせて作るので、品質が安定しています。一方で水に弱い、木目に統一性がないなどのデメリットが存在します。
- 無垢材
- テーブルの天板の主流となっている、無垢材。無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材で、数枚の無垢板を接いだ木材のことをいいます。 無垢材は切り出したままの木材なので、品質にはばらつきがありますが、木材の表情が豊かなのが特徴です。
- 【メリット】
- 高級感がある。
- 長く使うことができる。
- 一つ一つ木目や色味が違うので、オリジナリティがある。
- 【デメリット】
- 加工が必要。
- 価格が高額で、十万円を超えることもある。
- 手に入りづらい。
- 集成材と無垢材、どちらか一方が良いということはなく、それぞれにメリットデメリットがあります。それを理解した上で好みの問題があるので、直接見て触れて、本当に気に入ったものを選ぶことをおすすめします。
- 国産材も多い杉(杉)。中心部と外側の色味の違いがはっきりとしていて、中心部は赤みが強く、外側になるにつれて白っぽくなるのが特徴です。質感は柔らかく柔軟性があるので加工しやすく、和室・洋室共に相性の良い無垢材です。杉独特の香りがあり、無垢材の中ではリーズナブルな価格で手に入りやすいくなっています。
- パイン(松)
主に北米の松を素材として加工を加えた木材で、その種類は50種類以上あります。見た目としては白くて明るいですが、木材に油分があるため、年月が経過するるうちにだんだんと飴色へと色が変化していきます。
質感は柔らかく、温かみのある見た目で色味は黄色味のある白色。塗装をすると黄色味が強くなります。
滑らかな手触りをしているのが特徴的で、見た目・手触りの面から明るく温かみのある天板が使いたいなどの要望のある方向けとなります。 - 木曽檜(きそひのき)ヒノキは芳香剤や香水に使用されることもある程の独特の香りがあり、リラックス空間にしたい方におすすめ。テーブルとして使用することで癒しの効果が期待できるでしょう。国産材が多く、杉と比較すると高価で時期によって価格が変動しやすいものの、広葉樹より安価で手に入りやすいです。さらに傷に強く耐久性に優れていたり、水にも強い性質があるため、お風呂やまな板に使われることも多くなっています。食卓などとして作成した場合には、水をこぼしたりしても安心です。
- タモ
はっきりとした木目が美しく、加工性にも優れています。高級別荘やモダン住宅などの建具に使われることが多い木です。輸入材がほとんどで国産材は希少なため、ホームセンターでは手に入りにくく、材木店・銘木店等で手に入れることができます。 - 楢(ナラ/オーク)
船やウイスキーの樽などに多用されている素材でキズやヘコミに強く、耐水性に優れています。広葉樹の中では手軽な価格と高級感の漂うシックな木目が魅力です。始めは肌色ですが経年が経つにつれて茶色や黄色が現れてくるので、色の変化を楽しめます。
フローリング材や家具・建具などに使用される人気の樹種で、輸入材がほとんどで国産材は希少です。一枚板は高価で手に入りにくく銘木店等で手に入れることが出来ます。 - モンキーポッド
日立のCM「この〜木なんの木、気になる木♪」で出てくるのがこのモンキーポッド。大木になりやすい南洋材のため、テーブルなどに使用されることも多くなっています。中心部は濃い褐色で外側は淡い色をしており、美しいコントラストが特徴的です。無垢材は高価で、ホームセンターでは手に入りません。 銘木店等で手に入れることが出来ます。 - 欅(けやき)何世代にもわたって使用できるほど強度が高く、傷がつきにくいのが特徴です。重厚感があり、自然塗装(人体にも環境にも、悪影響の少ない塗料)をすることでモダンな雰囲気にすることもできる木です。希少度が高いため、価格は高くなっています。国産材もありますが、ホームセンターでは手に入りません。 銘木店での取り扱いとなります。
- ウォールナット(クルミ)濃い褐色が特徴的で狂いが少なく、木目が美しい高級材です。木質は非常に硬く、家具や工芸品に使われることが多くなっています。ウォールナットの無垢材の価格は、あらゆる木の中でも高価で手に入りにくいため、大変貴重です。ほとんどが輸入材であり、銘木店での取り扱いとなります。
- Spruce/スプルース(トウヒ)
- Pine/松(パイン)
- Fir/もみの木(ファー)
- ホームセンターにも売っているため簡単に手に入る。
- 軽くて柔らかいため加工しやすい。
- 規格が決まっているので扱いやすい。